AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト(SAA-C03)とは

AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト(SAA-C03)は、AWS(Amazon Web Services)上でシステムを設計・構築する際に、安全性・信頼性・性能効率・コスト最適化などの観点で「よりよい選択」をできるかを問う資格だ。
単語暗記よりも、「この要件なら何を選ぶ?」という設計の判断が中心になる。
そのぶん問題文が長い。長い。とにかく長い。
この記事では、私が 1回目:680点で不合格 → 2回目:796点で合格 するまでの流れと、やってよかった学習方法をまとめる。
受験した理由
- AWSを触って個人開発をしていたが、体系的に設計の考え方を整理したかった
- 仕事で「構成の話」が出たときに、用語と前提が噛み合う状態になりたかった
- “サービス名は知ってる”から“使い分けの理由が言える”に進みたかった
受験当時のスキルセット
当時の私は、ざっくりこんな感じ。
- LPICレベル2 取得済み
- ORACLE MASTER Bronze DBA 取得済み
- AWS認定クラウドプラクティショナー(CLF)取得済み
- 実務での開発経験なし
- 趣味でAWSをインフラ基盤としたWordPressでのWebサイト構築経験あり
- 前職で AWS Cognito 等の一部サービスに1年以上触れた経験あり(が、設計はほぼ未経験)
一言で言うと、インフラの基礎は触ったことがあるけど、設計で戦えるほどではない状態だった。
資格取得のメリット・デメリット(私の実感)
メリット
- 仕様(要件)から構成を起こすときの「引き出し」が増える
- Well-Architectedっぽい観点(運用・安全・コスト)で考える癖がつく
- 個人開発でも「この設計は後で詰むな…」が早めに見える
デメリット
- “覚えた気”になりやすい(合格≠実務が回る)
- サービスの細部は更新されるので、暗記だけだと寿命が短い
- 長文問題の耐性がないと、学習そのものが苦行になりやすい
試験概要(ざっくり)
- 形式:選択式(長文シナリオ問題が多い)
- 難所:要件を読み解いて「一番よい選択」を選ぶ(2択までは絞れても、最後が決めづらい)
- 体感:時間が意外とギリギリになることがある(読み直しまで含めると余裕が少ない)
用語が気になったら、辞書サイトでサッと引けるようにしておくと楽。
例:https://wa3.i-3-i.info/index.html
使った教材(結論:Ping-t中心でOK)
ネット教材
- Ping-t:主戦力。基礎→試験レベルまでの導線が良い
- Udemy:模擬試験(私は3回分)で弱点を刺されるのが助かった
- AWS Cloud Quest:ハンズオンでネットワーク周りの理解が進んだ
書籍(Kindle)
- AWS認定資格 ソリューションアーキテクトアソシエイトの教科書(無料で読める時期がある)
- AWS コスト最適化ガイドブック(セールで購入。実務寄りの視点が増える)
色々触ったけど、最終的に「Ping-tを深く理解して周回」が一番強い。
1回目の受験(680点:不合格)
- 勉強期間:約3週間(40〜60分/日)
- スタイル:通勤中+起床時/就寝前の隙間
何をやったか
- Ping-t:一周した(つもり)
- Kindle無料本:流し読み
- Udemy模擬:1回分だけ
- Cloud Quest/CloudTech:つまみ食い
何が起きたか(心境も含めて)
受験前に他の資格をいくつか一発で通していて、「今回もいけるっしょ」って慢心していた。
でもSAAは 8割以上が事例問題 で、問題文も選択肢も長文。読み疲れだけでHPが削れる。
結果は 680点。合格ライン(目安)に届かなかった。
不合格通知を見た瞬間は自暴自棄。
3分後には「次、どう勝つか」を考えてた。負け方が分かったのは収穫だった。
反省点(敗因)
- 準備不足:理解が浅いまま突っ込んだ
- 復習不足:サービスの向き不向きを詰め切れなかった
- “長文耐性”が足りない:読む体力が削れて判断が雑になる
- 自宅学習が崩れた:誘惑に負ける(ここは素直に認める)
2回目の受験(796点:合格)
Ping-tの合格体験記としては「2回目で合格」、受験日は 2025/04/28、スコアは 796点。
学習期間は 合計約1ヶ月(最初の2週間は基礎問題の周回に寄った)。
- 追加勉強:約1週間(合計約1ヶ月)
- スタイル:通勤時間+休日はカフェで1.5〜2時間ガッツリ
リベンジで変えたこと
- Ping-tの「試験レベル」に正面から向き合う(Well-Architectedの設計判断)
- 分からない所は、用語の暗記じゃなく“比較表”で理解する
- 例:ALBとNLB、RDSとAurora、SQSとSNS…みたいに「何が違う?」を言える状態へ
- “読めない”を潰すために、長文を毎日読む(慣れは正義)
Udemyをどう使ったか
1回目は「タイパ悪い」と感じてUdemyのハンズオン動画を30分で切った。
でも2回目は、**模擬試験(3回分)**だけはちゃんと使った。
- 「Ping-tで見たことない言い回し」に刺される
- 苦手分野が可視化される
- 本番で“見慣れないサービス名”が出てもパニックになりにくい
AWS Cloud Questが効いたところ
ちょうどCLFの再認定が視野に入る時期で、Cloud Questをやった。
ハンズオンで手が動くと、ネットワークや権限周りの理解が進む。
「図として理解できる」状態になるのが大きかった。
直前の感覚(わりと大事)
2回目の直前、Ping-tの解説を読むと、以前は入ってこなかった文章がスラスラ読めて驚いた。
知識が増えたというより、判断の型ができた感じ。
あちこち浮気せずに「Ping-t一本で深掘り」が最適解かもしれない、とこの時に思った。
試験当日の感想(時間配分の話)
2回目も、最後まで時間に余裕があるタイプではなかった。
見直しまで含めると「意外とギリギリ」。なのでおすすめはこれ。
- 1問ずつ丁寧に読む(焦って読み飛ばすと、選択肢の罠に落ちる)
- 2択まで絞れたら、要件に戻って「どの制約を満たすか」で決める
- 時間を使えば解ける問題を落とさない(ここが勝敗)
体感としては、
- 1回目:2択まで絞れたが自信がない問題が8割くらい → 不合格
- 2回目:同じ状態の問題が3割くらい → 合格
という差だった。
また、Ping-tに出ないサービス名が本番で出たこともあった。
このときは「知らない=即死」ではなく、要件から外す(要件に合わないなら選ばない)で切り抜けた。
これから受ける人へのアドバイス(私の結論)
- Ping-tの解説を丁寧に読む(“なぜそれが最適か”まで)
- 問題文を読んで、頭の中に「構成図」と「課題」と「制約」を描く
- 学習期間は余裕を持つ(焦ると2回受ける羽目になる)
- 長文耐性は鍛える(読む体力がそのまま点になる)
日本語のニュアンスが怪しいとき
日本語の言い回しで選択肢が絞れないときがある。
私はそのとき、英語原文で確認して「言葉の揺れ」を減らしていた。
迷いが減るだけで、判断の精度が上がる。
まとめ
AWS SAA(SAA-C03)は、ちゃんと対策すれば合格できる。
でも「覚える」より「比較して選ぶ」が本質なので、浅く広くより 深く理解して周回が強い。
学習の副産物として、Webサービスを見る目が変わった。
「これ、裏でどう構成してるんだろう」と想像できるようになるのは、普通に楽しい。
ひとこと
私は専らAWSが好きだ。
特にAWSアーキテクチャアイコンが可愛くて好きだ(異論は認める)。
この記事が、誰かの助けになれば嬉しい。 (mondai.ping-t.com)